千日紅(センニチコウ)は、夏から秋にかけて長期間鮮やかな色の花を咲かせる一年草です。
花色は赤、ピンク、白など多様で、小さな花が集まって球状または円錐形の花穂を形成します。
耐乾性が強く、手入れが比較的容易なため、庭植えや鉢植え、切花としても人気があります。
そんな千日紅ですが、実は花言葉が怖いという噂がチラホラと出ているようです。
そこで、この記事では、千日紅の花言葉や由来などご紹介したいと思います。
千日紅の花言葉は本当に怖いのか、ぜひ確認してみてください。
【怖い?】千日紅(センニチコウ)の花言葉と由来をご紹介!
『千日紅』はヒユ科センニチコウ属の植物で、和名は『千日紅(センニチコウ)』、別名『千日草(センニチソウ)』とも呼ばれています。
原産地は熱帯アメリカ・熱帯アフリカなどで暑い環境を好み、花色は赤色、ピンク色、白色、紫色などがあります。
千日紅は、夏から秋まで長期に渡って花を咲かせ続け、開花期間は7月~11月です。
乾燥に強くドライフラワーとしても楽しむことができ、西洋では乾燥させても色や花姿が変わらないため、冬の飾りや墓地に供える花としても用いられています。
『千日紅(センニチコウ)』という名前は、百日間咲き続けるとされている百日紅(サルスベリ)より長く花を咲かせることや、長期間花色が色褪せないことに由来していると言われています。
日本に入ってきたのは江戸時代初期のことで、記録として残っていると言われています。
当時、花は仏花として考えられていましたが、千日紅は長い期間花を咲かせることから仏花として非常に重宝されていたそうです。
江戸時代中期には、既にドライフラワーとして楽しむ風習もあったようで、古くから愛されてきた植物であることが分かりますね。
それでは、そんな千日紅の花言葉をご紹介していきましょう。
千日紅の花言葉
・色褪せぬ愛
・不朽
・不老長寿
・不変
・重宝
などがあります。
千日紅の花言葉の由来
千日紅の花言葉は、千日紅の開花期間が長いことに由来しており、『色褪せぬ愛』『不朽』『不老長寿』『不変』は、変わらない千日紅の花の様子から付けられたと言われています。
また、花言葉『重宝』は、開花期間が長いことで仏花としても非常に重宝したことに由来しているとされています。
【ドライフラワーに最適】千日紅(センニチコウ)の特徴
千日紅は夏の代表的な植物で、暑さや乾燥などに強い品種です。
1年草で、草丈は50cmくらい、花持ちが良いことが特徴です。
花持ちが良いことから、昔から仏花として用いられてきました。
また、千日紅はドライフラワーにしても長期間色褪せないことが知られています。
元々生花のときから水分を溜め込まない性質でずカサカサしているので、ドライフラワーに向いていると言えますね。
陽の当たらない風通しの良い場所で吊り下げて自然乾燥させ、完全に乾燥すればドライフラワーの完成です。
色褪せないので、長く楽しむことができるでしょう。
千日紅は、昔は中国でカンザシとして使われており、赤色や白色やピンク色などの花を髪飾りと楽しんでいたそうです。
花色の種類は、赤色、ピンク色、白色、紫色など非常に豊富で、花は可憐で可愛らしい丸い形をしています。
しかし花に見える部分は、実際は苞(ほう)と呼ばれる部分で、花の付け根の部分の葉です。
本当の花は苞の中にあり、非常に小さく、咲いている時期は1週間程度です。
つまり、開花期間が長いと思われているのは、苞が色褪せないということなのです。
千日紅(センニチコウ)色別の花言葉はあるの?
千日紅には様々な花色が存在します。
先述でもお話ししましたが、赤色、ピンク色、白色、紫色など非常に豊富な花色があります。
しかし現在のところ、色別の花言葉は存在していないようです。
【英語名】千日紅(センニチコウ)の花言葉
千日紅は英名が『Globe amaranth(グローブアマランス)』で、学名は『Gomphrena globosa』となります。
また、英語の別名で『bachelor's button』とも呼ばれており、「独身者のボタン」という意味があります。
この名前は、男性が千日紅を胸のポケットに入れて恋人に会い、枯れるか枯れないかで恋占いを行ったことに由来していると言われています。
枯れなければ成就、枯れたら失恋という結果となります。
英語の花言葉
『unfading love(アンフェイディングラブ)』意味は「色褪せぬ愛」
『immortality(イモータリティー)』意味は「不死・不滅』
千日紅(センニチコウ)の種類
千日紅の種類は100種類程度あると言われており、アジアやアフリカなどの熱帯地方に分布しています。
原種は『千日紅(センニチコウ)』と『黄花千日紅(キバナセンニチコウ)』 の2種類で、1年草の『千日紅』、多年草の『黄花千日紅』です。
千日紅(センニチコウ)
千日紅の草丈は15cm~50cm程度、花色は紫色や白色やピンク色などがあります。
代表的な品種に『ローズネオン』があり、茎が硬く濃いピンク色の花色をしています。
黄花千日紅(キバナセンニチコウ)
黄花千日紅(キバナセンニチコウ)が日本に入ってきたのは大正時代末期のことで、寒さに弱く冬越しが難しいため、多年草ですが1年草として扱われることが多いようです。
草丈は60cm~70cmほどで、花は少し大きめで黄色や赤色をしています。
代表的な品種に『ストロベリーフィールド』があり、草丈が80cmほどまで生長します。
野苺に似た形で花色も明るい赤い色であることから、『ストロベリーフィールド』と名付けられたと言われています。
千日紅(センニチコウ)の季節と開花時期
千日紅は夏~秋にかけて長期に渡って花を咲かせます。
開花時期は7月~11月で、花屋やホームセンターでは7月~11月まで出回ります。
5日~10日程度花持ちします。
ただし、ここで指す開花時期は苞が色づく季節ということになります。
熱帯地方の植物ですので暑さには強いのですが、寒さには弱いため、越冬は難しいでしょう。
千日紅(センニチコウ)の誕生花
千日紅が誕生花となっている月日は下記の通りとなっています。
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