葉牡丹は、冬に鑑賞される多肉質の葉を持つ植物で、赤、ピンク、白、緑などの鮮やかな色彩が特徴です。
葉は重なり合ってロゼット状を形成し、寒い季節になると色づきます。
耐寒性があり、冬の庭や鉢植えに彩りを添えるため、冬季のガーデニングで人気があります。
そんな葉牡丹ですが、実は花言葉が怖いという噂がチラホラと出ているようです。
そこで、この記事では、葉牡丹の花言葉や由来などご紹介したいと思います。
葉牡丹の花言葉は本当に怖いのか、ぜひ確認してみてください。
【怖い?】葉牡丹(ハボタン)の花言葉と由来をご紹介!
『葉牡丹』はアブラナ科アブラナ属の植物で、和名を『葉牡丹(ハボタン)』、別名『牡丹菜(ボタンナ)』『阿蘭陀菜(オランダナ)』『ハナキャベツ』などとも呼ばれています。
原産地はヨーロッパで、特徴として11月~3月に葉が美しく色づくことが挙げられます。
葉牡丹は牡丹の仲間ではありませんが、牡丹に似た花を咲かせるため『葉牡丹』と名付けられたと言われています。
ただし葉が美しく色づくため、『葉牡丹』と名付けられたのです。
一年草として扱われることが多いですが、多年草として育てることも可能です。
多年草として育てることで枝を伸ばし、枝の先に花を咲かせるということができます。
花を咲かせた状態は“踊り葉牡丹(オドリハボタン)”と呼ばれています。
日本では牡丹に似ていると言われていますが、アメリカではケールやキャベツに似ているとされています。
実は葉牡丹の祖先はケールなのです。
ケールは、ブロッコリー・カリフラワー・芽キャベツなどの原種でもあり、非常に古い歴史がある植物です。
誕生したのは約4500年前、約2000年前にはギリシャで栽培されていたと言われています。
日本に入ってきたのは江戸時代初期で、野菜としてではなく、園芸用としての品種改良されて観賞用としての『葉牡丹』が広がったということです。
以降、品種改良が繰り返されて現在に至ります。
それでは、そんな葉牡丹の花言葉をご紹介いたしましょう。
葉牡丹(ハボタン)の花言葉
・利益
・慈愛
・祝福
・物事に動じない
などがあります。
葉牡丹の花言葉の由来
葉牡丹の花言葉『利益』は、諸葛孔明が様々な戦場でキャベツを栽培し、兵士の食料にしたことに由来していると言われています。
また、何枚も重なるように葉が付いていることから、キャベツの花言葉『利益』が付けられたとも言われています。
また『慈愛』という花言葉は、中心にある花の赤ちゃんを包む葉牡丹の葉に由来しているとされています。
『祝福』は、葉牡丹の色合いが紅白でおめでたいことに由来しており、葉牡丹は紅白2色で植えられているのが定番です。
葉牡丹(ハボタン)の特徴
葉牡丹は牡丹によく似ています。
キャベツにも似ているとされていますが、それは葉牡丹がキャベツから品種改良されて現在の形になったからですね。
寒くなると葉が色づき、冬から春にかけて葉色を楽しむことができます。
『祝福』や『利益』などの縁起の良い花言葉が付けられていることから、縁起の良い植物としておめでたい席に飾られることもあります。
花のように見えるのは葉っぱで、葉は11月~3月頃に色づきますが、実際の花は4月~5月の春に枝先に花を咲かせます。
一年草として扱う場合は花を見ることは難しいですが、多年草として育てることで花を見ることができるでしょう。
草丈は20cm~80cmほどまで大きくなりますが、草丈の低いタイプは“ミニ葉牡丹”は大変可愛らしく人気があります。
地植えでも鉢植えでもOKですので、状況に応じて選択すると良いでしょう。
葉牡丹(ハボタン)色別の花言葉はあるの?
葉牡丹は1年草だと言われていますが、実際には2年目を迎えることが可能な多年草です。
1年を超えて育てることで枝分かれが始まり、4月~5月には枝の先に花を付けます。
花色は黄色・ピンク色・紫色などがありますが、花言葉は花色別には付けられていないようです。
葉牡丹(ハボタン)英語名の花言葉はあるの?
葉牡丹は英語で『Flowering kale(フラワーリングケール)』や『Ornamental kale(オーナメンタルケール)』や『Ornamental cabbage(オーナメンタルキャベジ)』などと呼ばれており、学名は『Brassica oleracea var. acephala』と言います。
ただし、英語の花言葉は存在していません。
葉牡丹(ハボタン)の種類
葉牡丹は非常に古くから存在している植物で、日本には江戸時代初期に入ってきましたが、明治時代以降には盛んに品種改良が行われました。
ですから葉牡丹にはいくつかの種類が存在しており、品種によってそれぞれの特徴があります。
東京丸葉系
東京丸葉系は、栽培が江戸時代には始まっていた日本最古の種類です。
丸みがあり、キャベツによく似ています。
名古屋ちりめん系
名古屋ちりめん系は名古屋生まれの葉牡丹で、“ちりめん”という名前の通り葉の縁が波打っていることが特徴です。
大阪丸葉系
大阪丸葉系は、“東京丸葉系”と“名古屋ちりめん系”を交配させて生まれた品種です。
葉の発色がく、彩が鮮やかです。
さんご系
さんご系はロシアから日本に伝わった種類で、葉に細く深い切れ込みがあります。
観賞用として人気の高い種類です。
葉牡丹(ハボタン)の季節と開花時期
葉牡丹の花に見えるのが葉っぱであることは上記でお話ししましたね。
葉が色づくのは11月~3月の冬の期間です。
ですから鑑賞用としては、お正月を跨ぐ冬の時期に飾られることが多くなっています。
特に『祝福』というおめでたい花言葉が付けられていることから、正月に飾る花としては定番となっているようです。
1年草として育てた場合は花を付けることはありませんが、多年草として育てた場合は枝分かれして枝の先に花を付けます。
本当の花を咲かせる時期は3月~5月の春で、花を咲かせた状態を『踊り葉牡丹(オドリハボタン)』と言います。
葉牡丹(ハボタン)の誕生花
葉牡丹が誕生花となっている月日は下記の通りとなっています。
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