スミレは、春に小さな花を咲かせる多年草です。
花色は紫、青、黄色、白など多彩で、心形の葉を持ちます。
スミレの花は、繊細でありながらも、その鮮やかな色彩が自然の中で際立ち、多くの人々に愛されています。
そんなスミレですが、実は花言葉が怖いという噂がチラホラと出ているようです。
そこで、この記事では、スミレの花言葉や由来などご紹介したいと思います。
スミレの花言葉は本当に怖いのか、ぜひ確認してみてください。
【怖い?】スミレ(菫)の花言葉と由来をご紹介!
『スミレ』はスミレ科スミレ属の植物で、和名は『菫(スミレ)』、別名『相撲取草(スモウトリクサ)』とも呼ばれています。
原産地は全世界の温帯地域で、花色は紫色・白色・黄色・青色・赤色・ピンク色など非常に豊富です。
春の訪れを報せる花の一つと言われており、桜が芽吹くころに花を咲かせます。
スミレ属は学名『Viola(ビオラ)』と言いますが、ラテン語の『紫色』が語源になっていると言われています。
また、和名のスミレ(菫)は、花の形が墨入れに似ていることから付けられたとされています。
スミレにまつわるギリシア神話があります。
~太陽神アポロンは美少女イアに一目惚れをしますが、イアには婚約者がいました。
当然イアはアポロンの気持ちに応えようとせず、そんなイアに怒りを感じたアポロンはイアをスミレに変えてしまったのです。
それでは、そんなスミレの花言葉をご紹介していきましょう。
スミレ(菫)の花言葉
・謙虚
・誠実
・小さな幸せ
などがあります。
スミレ(菫)の花言葉の由来
スミレの花は道端にひっそりと花を咲かせます。
その奥ゆかしく可憐な花姿から、『謙虚』『誠実』の花言葉が付けられたと言われています。
スミレ(菫)の特徴
スミレは世界中の温帯地域を中心に分布しており、日本では60種類以上、世界では実に400種類以上が存在していると言われています。
スミレと呼ばれる仲間にはビオラやパンジーなどの園芸種は含まれませんが、それ以外のスミレ属の花を総称して『スミレ』と呼ばれています。
ただし正確に『スミレ』と呼べるのは、日本全土に分布する『ビオラ・マンジュリカ(Viola mandshurica)』を指しています。
日本では万葉時代には既に多くの人に好まれており、道端に咲いてる小さく可憐な花として野生品種のタチツボスミレは大変愛されていたようです。
花弁は5枚で、袋状で細長い距(きょ)が特徴的です。
春の訪れとともに芽を出し、根元や葉のわきから花柄を伸ばし、先端に直径1~2cmの上品な紫色の花を一つ咲かせます。
花色は非常に豊富で、紫色のほかにも白色・黄色・青色・ピンク色などがあります。
【色別】スミレ(菫)の花言葉
上記でもお話ししましたが、スミレには紫色・白色・黄色・青色・ピンク色などの花色が存在しています。
それでは、スミレの花色別の花言葉をご紹介しましょう。
紫色のスミレの花言葉
『貞節』『愛』
白色のスミレの花言葉
『あどけない恋』『無邪気な恋』『純潔』
黄色のスミレの花言葉
『田園の幸福』『慎ましい喜び』
【英語名】スミレ(菫)の花言葉
スミレは英名が『Violet(バイオレット)』で、学名は『Viola mandshurica』となります。
英語の花言葉
『modesty(マディスティー)』意味は「謙虚」
『faithfulness(フェイスフルネス)』意味は「誠実」
青色のスミレ
『watchfulness(ワッチフルネス)』意味は「用心深さ」
『love(ラブ)』意味は「愛情」
スミレ(菫)の種類
スミレには大きく分けて“有茎種(ゆうけいしゅ)”と“無茎種(むけいしゅ)”があり、茎の有無によって分けられます。
茎がすらっと長く茎の先に花を咲かせるタイプは“有茎種”、地面近くで密集して花を咲かせるタイプは“無茎種”です。
それでは、それぞれの種類に含まれるスミレの種類をご紹介します。
有茎種
茎が10cmほどまで伸び、茎の先に小さな花を咲かせる可愛らしい種類です。
自然交配により、無茎種との見分け方が難しくなってきているとも言われているそうです。
・ツボスミレ
・ダイセンキスミレ
・アオイスミレ
・ナガバタチツボスミレ
・オオタチツボスミレ
・ナガハシスミレ
・イワフネタチツボスミレ
・ムラカミタチツボスミレ
無茎種
茎はほとんど伸びないまま、地面近くで葉を付け花を咲かせる種類です。
ただし、多少は茎がありますので、有茎種と見分けるのが難しいとも言われています。
・アリアケスミレ
・ヒメスミレ
・ヒゲコスミレ
・シロバナツクシコスミレ
・ヒゴスミレ
・アカネスミレ
・シハイスミレ
・ノジスミレ
スミレ(菫)の季節や開花時期
スミレは春の訪れを報せる花の一つで、開花時期は3月~5月となっています。
花屋やホームセンターなどに出回るのも3月~5月ごろですが、最盛期は3月です。
1株の花持ち期間は7日程度ですが、たくさん植えることで2ヶ月ほど花を楽しむことができます。
また、こぼれ種でどんどん増えますので、翌年も春には発芽し、花を咲かせるでしょう。
寒さにも暑さにも強く丈夫な品種ですので、初心者の方にもおすすめです。
スミレ(菫)の誕生花
スミレが誕生花となっている月日は下記の通りとなっています。
・1月6日(ピンク)
・1月8日
・1月9日
・1月15日(白)
・2月6日(黄)
・2月19日
・2月21日
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